思い出深かったルアンパバーンを離れ、いよいよVIPバスにて首都ビエンチャンに向けて出発。朝7時にトゥクトゥクが迎えに来てバスステーションへ。なかなか味のあるバスステーションでチケットから搭乗券に変えて定刻8時に出発。今回の旅の中でも非常に楽しみにしていたバスでの移動。予定では9時間ということで夕方にはビエンチャンに着いてメコン川沿いでラオビールを飲むことを楽しみにしていたのだが・・・
最初は順調に山々を走り、村々を通過し、断崖絶壁すれすれの道をひたすら進んでいた。途中、トイレも無い山道なので休憩時には自然のトイレで用を足す。もちろん、女性もだ。ここでは全く違和感の無い光景で、恥じらいは感じられない。出発して3時間45分程経過した頃、目の前が土砂崩れで立ち往生するバスや車で渋滞。まさかーー。知人も1月前に同じように土砂崩れで5時間くらい足止めを食らったと聞いていたが、まさか自分はそんなことはないだろうと思っていたが・・・まんまと嵌ってしまった。
最初は、開き直り現場で記念写真を撮ったりしていたが、待てども待てども開通の見込みが無い、何度か通過させようとするが、スリップしてパワーショベルが引っ張るということを繰り返しながら、現地作業員が開通作業を続ける。道の下が、断崖絶壁なので誤って横転したら大変なので慎重にならざるを得ないのはわかるが、山の中にも関わらずその周辺の道路沿いに小さなお店や物売りがたくさんいた。もしかして、ここで故意に土砂崩れをさせて時間を経過させ、お腹をすかした観光客がそこで食べざるを得ない状況を作ることで経済効果を生んでいるのではないかと勘ぐりたくなるような光景だった。私達も実際、高いカップめんやとうもろこし、スナックなどを買って空腹をしのいだ。
このままバスの中で1泊するしかないのかとあきらめかけた5時45分頃開通し、6時ころ大雨が降りしきる中出発することができた。なんと6時間の足止めだった。走り出したのはいいが、大雨と霧で前が見えないし、断崖絶壁はあるし、怖かったがあまりの疲れでしばらく眠った。しかし、走れど目的地は遠い、バスからは何のアナウンスもないし、現地人で英語も話さないので後どのくらいで着くとか、よくあることで大丈夫!とか分からずただただあきらめて乗り続けるしかなかった。
ランチで立ち寄るはずだったドライブインに到着したのは、8時半。VIPバスのチケットについている半券で食べられるので助かった。9時に再度出発し、走り続けること5時間強。なんとビエンチャンのバスターミナルに到着したときには深夜2時を過ぎていた。そこで野宿する人たちもいたが、親しくなったイギリス人とメコン川付近までトゥクトゥクで行きゲストハウスに到着。
VIPバスと言ってもトイレもないし、決して豪華なバスではない。しかし、この経路のバスでの移動はダイナミックで体験してみる価値はある。
★
トゥクトゥクでバスステーションに向けてトゥクトゥクが走る
バスステーション
チケットをゲット
VIPバス
通学するラオスの子供達
車窓からの山道
土砂崩れ発生
かなり高いところから崩れたらしい
何故か食事することろがたくさんある・・・
こんな民族衣装を着る女性まで・・・観光客を飽きさせないため?
ラオスのこども
ようやく動き出した!6時頃バスに乗り込む・・・しかし、雨が。
深夜3時、すごいゲストハウスに到着。既に電気も消えていたが、ノックしてスタッフを起こした。
部屋はこんな感じだったが、朝起きたら体中発疹。虫、ダニ?帰国して医者に行くことになった。安宿には注意が必要。
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プロフィール
島田慎二千葉県在住。1992年日本大学を卒業して旅行業界に。1995年に退職し、共同経営で旅行会社を設立。2001年9月11日の米国同時多発テロを契機に㈱ハルインターナショナルを設立。法人向け旅行事業を柱に、海外赴任サポートサービス事業、システム開発事業、貨物事業、コンサルティング事業を担う。2010年1月に㈱リロケーション・インターナショナル(東証一部上場企業)に全株式譲渡。
代表取締役社長を退任後は、国内外の旅を趣味としている。株式会社リカオン 代表取締役
株式会社ASPE(千葉ジェッツ) 代表取締役
株式会社ジェッツインターナショナル 代表取締役
特定非営利活動法人ドリームヴィレッジ 理事長
一般社団法人 日本バスケットボールリーグ 理事
一般社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ 理事アーカイブ
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