最近は「地域密着」という言葉よりも「地域愛着」という言葉を大切にしています。
スポーツ界のみならずあらゆる世界で使われてきた「地域密着」という言葉に対して「当たり
前でしょ」「目指すべきはそこじゃないでしょ」としか感じなくなったことが理由です。
地域密着活動というのは私たちのような地域と共存する団体が愛されるための当然の手段です。
根付くための方法論の一つでしかない。アプローチですよね。これは言わずともどこのクラブも
団体もその地域で生きているのであれば当然のこととして行っています。
そういう意味では「地域愛着」は”目的”です。
「スポーツを文化に!」とよく言われますが、地域愛着こそが”文化な状態”なのではないかと思っています。
ある調査データによれば地域への愛着を強く感じているのは全体の約13%、なんらかの愛着を感じ
ているのは約60%に達する。住めば都ということなのか概ね地域に愛着を持って存在していること
がわかります。
そして、「それは地域のつながりや幸福感、あるいは自ら地域に貢献しようという思いとつながって
いる。また、地域の愛着は、その地域が裕福かどうかといったことよりは、人と人との交流が大き
な役割を果たしている。」と発表しています。
このあたりはまさに「スポーツの力」が最大限生かされる得意分野ではないでしょうか。
家族間、ファン同士、ファンとスポンサー、ファンと行政。地元クラブがその架け橋になるのであれ
ばその存在意義は計り知れません。存在意義のあるものは滅ばない。つまり事業の継続性にも
最重要で経営の根幹そのものです。
地域に根付き、地域に愛され、欠かせない存在になる。究極言えば、〇〇〇があるからここに住み
たい!〇〇〇があるからこの地を離れたくないというような域に達したらもう地域愛着の姿ではない
でしょうか。
例えば、
ある人はサーフィンが好きすぎて湘南付近に住んでいる。
ある人は温泉が好きすぎて別府に住んでいる。
ある人は信仰深い方で伊勢神宮付近に住んでいる。
・・・・なんでもいいです。
そういう意味では最近ホームタウンである船橋市が買って住みたい街ラインキングでなんと2位
の目黒を抑えての堂々一位。https://netatopi.jp/article/1043062.html
都心に近い、交通の便がいい・・・などいろいろ理由がありますがこういうことにも貢献していき
たいというのが千葉ジェッツの目指すところです。
「千葉ジェッツがあるから船橋に住みたい!」「千葉ジェッツがあるから船橋から離れたくない!」
そして、『千葉ジェッツがあるから船橋が好き』なんて話が聞けるようになったらもう究極の世界です。まさに地域愛着。
バスケ界全体で「地域愛着」を標榜して目指してもいいのかなと思います。
最後に、そういう意味では身近なクラブは幸せのきっかけをくれる大切なコンテンツなのです。
どうか地域の皆様の手で地域愛着を創り上げてもらえたら素晴らしいことです。
One Response to 地域愛着
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プロフィール
島田慎二千葉県在住。1992年日本大学を卒業して旅行業界に。1995年に退職し、共同経営で旅行会社を設立。2001年9月11日の米国同時多発テロを契機に㈱ハルインターナショナルを設立。法人向け旅行事業を柱に、海外赴任サポートサービス事業、システム開発事業、貨物事業、コンサルティング事業を担う。2010年1月に㈱リロケーション・インターナショナル(東証一部上場企業)に全株式譲渡。
代表取締役社長を退任後は、国内外の旅を趣味としている。株式会社リカオン 代表取締役
株式会社ASPE(千葉ジェッツ) 代表取締役
株式会社ジェッツインターナショナル 代表取締役
特定非営利活動法人ドリームヴィレッジ 理事長
一般社団法人 日本バスケットボールリーグ 理事
一般社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ 理事アーカイブ
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バスケットカウントの独占インタビュー読みました。ジェッツは勿論ですが、島田さんの事ももっと好きになっちゃいました!もうファンです笑
自分もバスケは素人です。ただ船橋が大好きで、そこからジェッツに興味を持ち、まだまだにわかのブースターです。
島田さんのファンというのは半分冗談ですが、半分は本気です。オールジャパンを優勝して戦った選手達に感謝しているのは勿論ですが、経済面も含めその環境を整えてくれた島田さんには本当に感謝していて、直接お礼が言いたいぐらいです。どこかですれ違ったらいきなり、声かけてしまうかも…さすがにそれは怖いですね(>_<)失礼しました。
今、自分が考えているのは1ブースターとしてジェッツをどう盛り上げられるかです。本来ならば会場に行って盛り上げるのが基本なのでしょうが、仕事の関係で未だ直接は観たことはありません。仕事を言い訳に使っていると言われればそれまでですが…今、やっている事と言えばゴールドブースターになり、SNSでジェッツの情報を拡散する事だけです…でも、もっと出来る事があるのではないかと思っています。そのヒントは島田さんの発する言葉にあるのではないかと思い、ブログやtwitter、新聞、千葉テレビ等々での島田さんの発言には気をつけて確認するようにしています。今、ジェッツとしてのキーワードは『地域愛着』だと思います。内容も理解しているつもりですが、そこで個人でどうサポート出来るかを考えてしまいます。
オフシーズンにはファンミーティング・イベント等で選手達と触れ合える機会があるのは知っていますが、島田さんとも触れ合えるイベントをもっと企画してほしいです。経営者向けの勉強会や株主向けの物ではなく、もっと気軽なイベント、例えば抽選で10名ぐらいで島田さんとお食事会的な。そうすれば、上手くいけば直接お礼も言える(?)かも笑
勿論、大人数相手のトークショーとかも行ってみたいです!!
こんなに長くコメントする所ではないのに一人で勝手に熱く語ってしまい、申し訳ありませんでした。何偉そうな事言っているんだと思わせてしまったら申し訳ありません。
一番、言いたかったのは島田さんへの感謝の気持ち、二番目はこれからもジェッツを応援していきます。その中で、島田さんの発言にも注目し、自分出来る事を見つけたいという事です。島田さんのリーダーシップでブースターをも引っ張っていってください!!!
本当にありがとうございました。