滞在時間が短いため効率よく1日を過ごさなければならない。こういう時はオプショナルツアーに限る。お得意のこちらのツアー会社に申し込んだのがノースバンクーバー半日観光?のようなもの。カピラノ吊り橋とグラウス山の2大スポットを回れるものだ。ガイドもこちらの人なのですべて英語。完璧には理解できないが、まあ英語のいい練習になる。何故かタイ人の40代中盤でアーリーリタイアして世界中旅している男性と意気投合。似たような境遇といい加減な英語でお互いコミュニケーション。「いつ日本に帰るの?」「いつバンクーバーを出発するの?」などいつ?という表現を必ずWhenではなくWhat timeを使うとても面白いおじさん。私も注意しなければ・・・こんな風に普段思われているんだろうなーー。

ガイドが言っていたが、バンクーバーでは地域予算の25%は公園や沿道の木など緑や環境保全に費やすそうだ。だから美しい街なのだ。海・山などの大自然が身近にあり、街中の緑にお金をかけ景観の美しさを維持しながら世界中の人を魅了して外貨を獲得する。うーん、極端な例だがこんな街、国の生き方もある。日本は経済成長一辺倒で景気後退の中でも成長こそ日本の生きる道、というような風潮がまだまだある。それを全面否定するわけではないが、人間も企業も社会も他の道を模索してもいいのかなと改めて思わされた。「日本は国土も狭く、観光資源もないではないか!」という意見が舞い込んできそうだが、そんなことはない。世界中旅しても経済力以外での観光資源含め世界に誇れる素晴らしい魅力は日本にもある。国の新しいアイデンティティを創造する時期ではないか。最近は言われなくなってきたが、海外の人達から「エコノミックアニマル」という印象のままで止まっているのはあまりにも寂しい。

あと、カナダも首都オタワが政治の中枢で経済はバンクーバーやトロント。アメリカもワシントンが首都でニューヨークやロサンゼルスが経済の中枢。中国も北京と上海。どれも国土が広いということもあるが、日本も東京一極集中のリスクはそろそろ本気でヘッジしないといけない。昨今の地震、原発、台風、そしてテロ、紛争などが発生した場合国家機能が停止してしまう。予算も時間もかかるが真剣に議論すべき。どうしても「のど元過ぎれば熱さ忘れる」になりがちだ。

最後に、ホテルのマッサージを受けたら大橋巨泉の写真と色紙があり思いだした。実は、私はこの人の生き方に憧れて起業したのだ。理由は簡単で若いうちに稼いで早い段階でリタイヤし、家族と快適な季節に快適な場所で過ごしながら生きる為にはサラリーマンでは不可能だからだ。そして、今回の旅であらためてベストな選択だなーと感じた。ここバンクーバーは住むには本当に素晴らしいことろ。でも唯一の欠点は冬が寒い。しかし、夏は最高。彼は、夏場をバンクーバーで過ごし、日本の冬に夏になるゴールドコーストで過ごし、桜の美しい時期に日本に戻るという地理的にトライアングルを描くのだ。これが、究極だ。改めて大橋巨泉は凄い。

ノースバンクーバーバスツアーの車内。

カピラノ川に到着。ここで鮭の孵化や養殖場を見学。なんとここで放流された鮭の数十%は遠い海の向こう北海道付近まで行き7年の年月をかけて戻ってくるらしい。これには感動。

こんなバスです。

マイナスイオンいっぱいの森林を散策。

付近に滝やダムもある。水は豊富できれいだ。

カピラノ吊り橋に到着。

トーテム公園。

出ましたカピラノ吊り橋。長さ137m、高さ70mの吊り橋。揺れて写真撮影も困難。

トレイルの整備されている公園になっていて空中散策ができる。

樹齢1300年のDOUGLAS FIR。

CLIFFWALK。足がすくむーー。遠くに見えるのが、カピラノ吊り橋。

移動して、グラウス山を目指してゴンドラへ。

ノースバンクーバーのゴンドラ内から眺めるバンクーバー。

スカイライドというゴンドラで1128mの麓に到着。

親を失い保護されているグリスリーの木像。

きこりのショーをやっている。

縄だけであっという間に上がって降りてきた。

グリスリー。熊さんです。

続いて、グランビル橋の真下、フォールス・クリークに浮かぶ小さな島のような半島がグランビル・アイランド。20世紀の初めに工場街として存在していたが、現在はショッピングやレストランなどがたくさん集積し、観光スポットに。

パブリックマーケットにはたくさんの食材が売られている。何もかも新鮮。シーフードや肉、フルーツ。美味そう。かわいらしい造りで、まるでディズニーランド内のようだ。

最後は駆け足でブリティッシュ・コロンビア大学へ。1915年に創立したカナダの名門校。公園やビーチ、ガーデン、アートギャラリーなどがあり学校ながらにして観光名所にもなっている。

生徒数はなんと約3万5000人。凄すぎる。

番外編。ホテル内のマッサージ屋さんにて。

超番外編。2年前のまだ仲睦ましかったころの玉置浩二と旧真理夫人の色紙。ちょっとレアものです。

食事は、昨日からコリア料理中心。今晩は、スンドゥブとプルコギ。昼観光で食べられなかったので思わず大食いに。

本日は午後から雨。部屋からの雨のバンクーバー。

 

 

今月3度目の海外のスタートはバンクーバー。イギリスの調査機関によると「世界一住みたい街ランキングで4年連続1位らしい。日本食レストランも多いし、電圧とプラグも日本のものとほぼ同じなのでそのまま使えるし、水道水もあまり気にしなければ飲める。ゴルフ場もたくさんあるし、冬はウィスラーでスキーもできるし、ちょっと足をのばせばカナディアンロッキーの大自然も堪能できる。治安も比較的良し。うーーん、円高だし日本人にも例外なく住みやすいところだ。

そもそもこの国は、世界第2位の国土(日本の27倍)を持つのに人口は約3500万人。日本のおそよ1/3。非常にゆったりしていていい。日本の人口密度は改めて凄い!東京は異常?とか思ってしまう。まあ、移民が多いのがうなずける。よその国の人からは魅力的にうつるんだろうな~。

ホテルに到着したのが昼だったので、今日は4時間ほど自転車を借りてサイクリングをした。スタンレー・パークは月並みな言い方だが、本当に緑が多く、ハーバーの景色も素晴らしく、ビーチまである。サイクリング、ローラースケート、ジョギング、ウォーキング。地元の方、観光客の憩いの場だ。この公園を1周するだけでもバンクーバーに来る甲斐があると言っても大袈裟ではない。

ベイサイドからダウンタウンとどこを歩いても思わず「いいなー、いいなー」と独り言をいってしまうほど美しい。バンクーバー・ルックアウトからのバンクーバーダウンダウンと周りを取り囲む山々やウォーターフロントの景色も圧巻だ。

ホテルの部屋からの景色。

42階建てのエンパイア・ランドマークホテル。日本人がたくさんいる。

スタンレー・パークからのバンクーバー・ハーバー。

スタンレー・パーク内。トーテムポール広場。ブリティッシュ・コロンビア州のインディアンの村から移したり、復元したものらしい。

ライオンズ・ゲート・ブリッジ。ノース・バンクーバーへと続く。

イングリッシュ・ベイ・ビーチ。泳ぐにはもう涼しいだろうと思ったが、トップレスの女性が複数泳いでいた。この公園で私の最も長い滞在時間だった(笑)夏には花火大会も催される。夕日が美しいのでも有名。

私の自転車

ロストラグーン。ここがスタンレー・パークの終着点。

ハーバーにはたくさんの水上飛行機が停泊している。

2010年冬季バンクーバー・オリンピック聖火台。

カナダ・プレイス。バラード入江につきだすこの建物は、コンベンションセンター。

ハーバー・センター・タワー。

タワー最上部のバンクーバー・ルックアウトから見た景色

ギャスタウン付近、ここはイギリス人の集落が昔あったため、ブリティッシュスタイルの建物が多い。

ダウンタウンの中心を貫く通り。ロブソン通り。

部屋からのバンクーバーダウンタウンの夜景色

 

 

 

 

バギオは前回フィリピンを訪れた際に行きたかったのだが、台風で断念せざるを得なかったので念願かなった日帰り旅行。マニラから行こうとするとバスで6~8時間かかるのだが、今回は宿泊していたタグパンから車で行くことに。朝5時30分出発。1時間半程で到着すると言っていたが、結局2時間かかった。バギオへの行き方は、昔からある山道。昔日本人の移民が多くの犠牲者をだしながら作り上げた道だ。途中、道が壊れていたり、小さな土砂崩れがあり思うように進まない。湾曲が激しく到着することには珍しく酔ってしまった。ドライバーに他に道は無いのか尋ねるとなんと高速があるらしい。バスなどはその道を利用するとか・・・「最初から利用しろ!」

バギオは、標高1500mに位置する人口約30万人の都市。元々、フィリピンを植民地化したアメリカがあまりの暑さに避暑地として機能させるために開発した町。夏の首都と呼ばれ本当に涼しくて過ごしやすい場所だ。現在は、マニラ政府も3月~5頃は一時的に移動してくる。中心街は狭く、SMをランドマークに、メインストリートのセッション通りの周囲に観光名所は集中している。一日あればじゅうぶん見所はおさえられる。

ここは韓国人の留学生がたくさん住んでいるので、韓国料理の店もあるし、SMで日本の食材も含め手に入るし、町もアメリカ式に作られているので他のマニラの町のイメージとはかなり違って居心地がいい。非常に素晴らしいところだが、かなり天候に左右される。例えば、大雨が降ったら行くことも離れることも出来ない。

朝5時半の移動風景

何故か・・・山道の途中にライオンが迎えてくれる

ライオンまで来るとかなりバギオは近い。景色も壮大になる。

町の中心地にあるバーンハム公園。周囲はジョギングしている人間がたくさん。他の町でフィリピン人のジョギング風景など見ることは出来ない。

セッション通り

マインズ・ビュー・パーク

ここからは絶景を眺められる。夜は宝石箱をひっくり返したような景色になるらしい。

アキノ大統領の別荘

バギオ大聖堂

なんちゃって韓国料理と日本料理。なんと友人のリクエストでサンギョッサルとしゃぶしゃぶ。日韓戦だ。

下山すると田園風景が続く・・・

 

タグパンからジプニーで15分の小さな町へ。友人の地元ということで散策。

だいぶ田舎。日本人が珍しいらしく歩いていても皆ジロジロ私を見る。

インターネットカフェ。

オフィスビルもこの程度だ。

 

先月の12日にフィリピンから帰国したが、再び1ヶ月後の12日フィリピンを訪問。成長性のあるフィリピンを様々な角度から検証したかったというのが最大の目的だ。今回訪れたのはルソン島で最も人口の多いパンガシナン州のダグパンという町。想像以上に活気のある町だ。ジプニーやトライシケルの数もマニラにも引けをとらない。ここは、マニラから車で道路が空いていれば4,5時間で来ることが出来る。昨晩の23時頃マニラの空港を出発してホテルに到着したのは、3時半。非常にハードなドライブだった。

この町で一番のホテルというが、1泊Jr.スイートで1150ペソ。2000円程だ。ホテルも部屋も質素だが、インターネットは快適。

無数のジプニーとトライシケルが行き交う

中心部にはCSIというショッピングモールがある。SMが無いのが残念だ。しかし、マックが入っているので助かる。フィリピンは食事が最も困る。近くで日本料理や韓国料理が食べられるのは、80キロ程離れたバギオまで行かなくてはならない。

今回初めてジプニーに挑戦。ダウンタウンないなら何処へでも行ってくれるので便利。しかし、いまいち料金システムがわからない。降りたいときは、叫んで知らせるか、屋根をどんどん叩いてドライバーに知らせる。

続いてトライシケルにも挑戦。しかし、狭いのと非常に道路に近い低いところにいるので排気ガスがきつくてハンカチで口をふさがないと耐えられない。