カナダを離れいよいよアメリカへ。エアポートホテルを利用したので朝が本当に楽だった。カルガリーエアポートの中には、デルタホテルがある。道路を渡るともう航空会社のチェックインカウンター。朝が早かったので助かる。

ゲートで既にシアトルの天気は雨と出ていたのでわかっていたが・・・あいにくの雨。タクシーでホテルへ。こんな世界経済が混とんとしている中でアフリカンの運ちゃんが、「シアトルはいいよーー、景気も悪くないしね。なにせマイクロソフト、スターバックス、アマゾン、ボーイングの本社があるからね。」と勝ち誇っていた。景気が良ければわかるが・・・数年前、トヨタが1兆円利益を上げていた時の名古屋のように。

まあ、とにかく1日しかない滞在なので雨がどうこうのと言っていられない。初めからこの時期雨が多いのはわかっていた。

エアカナダでカルガリーを出発!およそ1時間20分のフライト。

最初に訪れたのが、パイク・プレイス・マーケット。そんなに大きなマーケットではないが、1907年に創設され、アメリカの公設市場の先駆け的な存在。スターバックスの一号店もここにある。

魚介類を売るここでは、名物になっている店員のパフォーマンスが市場を盛り上げている。注文がはいると手前の店員が中の店員に投げるのだ。キングサーモンでさえも・・・。周囲は買いもではなく、写真撮影している人でごった返している。

昼は市場内の食堂?でサーモンのあら汁のようなものを食べた。非常にアジアンテイストだった。

続いて、5分ほど歩いてモノレール乗り場へ。片道2ドルでダウンタウンからスペースニードル間を結んでいる。シアトルはこじんまりしている街だが、ダウンタウン付近の観光名所ではここだけ少し離れているので便利だ。

スペース・ニードル。高さ184m。展望台まで150mの高さで東京タワーに比べるとかなり低いが、周囲に高いビルがないのと、山々にダウンタウンが囲まれているのでじゅうぶんな高さで存在感がある。何せスペースというだけあって円盤のような展望台は面白い形だ。

スペース・ニードルからのダウンタウン。

今度はもうひとつの観光地であるウォーターフロント。

天気が悪かったので迷ったが、ハーバークルーズ(アゴシークルズ)に挑戦。基本的にこうゆうハーバー系のの都市に来た場合は必ずこの手は乗ってみる。

エリオット湾をシアトルのダウンタウンを望めるようにしながら遊覧する。ちょっと雨と天気で視界不良だったが、街の全体像を把握するには良かった。

セーフコフィールード傍も通る。この球場は寒いと聞くが、わかる。海のそばで風が吹いているので冷えるだろう。残念ながら本日は試合がなくイチローを応援することはできなかった。

シアトル美術館。美術館のシンボルになっているハンマーを振り下ろす巨大な彫刻。

1泊しかないので夕食はシアトルのシーフドを食べたくてウォーターフロントへ。

とにかく、地場のオイスターが美味しいと聞いていたので6ピースに挑戦。白ワインに合うんだなーー。

続いてカニ。シアトルのシーフードははずれがないので安心と聞いていたが、ここは美味かった。

今回宿泊のホテルは、エグゼクティブホテルパシフィック。スプリングstと4stのことろ。ロケーションがよくリーズナブルなのでお勧め。

 

 

今日もエクスプローラー・カナダ・ホリデーズの「ヨーホー国立公園とモレーン湖+ジョンストン渓谷散策」という1日観光に参加。ヨーホーとはインディアンの言葉で「美しい」。正直、バンフ旅行は相当時間がないと自分で移動するのは難しい。効率よく観光するには現地の旅行会社に直接依頼するのがいい。ガイドの加藤さんとともにホテルを8時30出発。昨日とは違いかなり冷えた朝だった。途中雨も降ったが、素晴らしい山と湖と黄葉を見れたので大満足!

今回の旅行でカナディアン・ロッキーには再び来たいと強く思った。主要な場所は2日間で回ったが、少し時間をかけて釣りやハイキングやゴルフなど観光以外の目的を持ってくると更に楽しいと思う。また、イエローナイフとの組み合わせでオーロラ+ロッキー+VIA鉄道なんてのもいいかなという気がする。いずれにしても少し時間をかけるのがいい。

まず、最初に訪れたのがモレイン湖。テン・ピークスと呼ばれる山々に囲まれて深いエメラルドグリーンが美しかった。カナダの旧20ドル札にも採用されていた。個人的には、いきなり本日一番好きな湖。

高いところから眺めるのと平地で目線を同じにしてみるのとでは水面の色が全く違う。

スパイラル・トレイン・トンネル。列車が急な峠を上がれるように8の字を描いてトンネルが掘られている。運よく、列車の通過に立ち会えれば・・・

立ち会えました(笑)物凄い長い貨物列車が通過する際、手前、中間、奥と三段に列車を見ることが出来る。非常にラッキーだった。あまりに長い列車のため、途中帰ってしまう人も・・・

タカカウ滝。岩肌から400mくらいの落差。想像以上に大きな滝で驚いた。何と言っても山上の氷河がとけて湖が出来てそこから流れてくるという過程がいい。

かなりの水量だ。タカカウ滝のタカカウとは、インディアンの言葉で英語で「グレート」だそうだ。

エメラルド湖。あいにくこの辺で雨が降り出し、お弁当も車の中で食べることに・・・

雨が降っても美しい。

湖畔にはロッジがあり、長い木の橋を渡るとロッジが連なっており先へ先へと進める。少し丘のように高くなっているため奥の方から眺める湖がより深いエメラルドでいい。まさに文字通りエメラルドレイク。

ナチュラル・ブリッジ。

キャッスル・マウンテン。スコットランドにあるエジンバラ城に似ているということでキャッスル・マウンテンと名づけられたそうだ。元々インディアンの間ではロストマウンテンと言われていたようだ。見る角度により、形が大きく異なるため、この岩を目印にしていると迷うということ。

ジョンストンキャニオン。滝そばまで1km程散策できる。

途中、リスに遭遇。カメラを向けたら走り出してしまった。

バンフまでの帰り道。あまりに黄葉が美しく車を止めて観賞。空の青さと黄色が今日も映えている。

更にガイドの加藤さんが、近くのポプラの木々の中へ入れるところまで連れて行ってくれた。小さな黄色い葉が風に揺れる。遠くから見るのも美しいが近くからもまたいい。

バンフに戻り、ホテルからカルガリーのエアポートまで2時間弱のドライブ。残念ながら今回カルガリーのダウンタウンには行けなかったが、遠くにうっすら見える。あす朝は、いよいよアメリカへ。

 

 

今日はバンフからコロンビア大氷原のあるジャスパー国立公園までドライブしながら、美しい風景を堪能する。現地ツアー会社のエクスプローラーカナダホリデーズの清水さんという北海道から山岳ガイドを目指してバンフにやってきた若者からたくさん教えて頂いたのでそのお話を写真とともに記したい。

とにかく、今日は雲ひとつない晴天でここまで天気のいいのは珍しいというくらいだそうだ。大氷原以外はTシャツで過ごせた。最高気温26℃、最低気温7-9℃程。秋に突然好天になることをインディアンサマーというらしい。

トランスハイウェーという国道1号を走る。大陸横断で8000kmで世界第3位の長さ。途中、めがね橋と呼ばれるアニマルオーバーパスがハイウエーの上をまたいでいる。バンフからレイクルーズまで1時間程のドライブの中で6か所ある。まさに動物事故を防ぐために動物のためだけに1つおよそ2億円で作ったものだそうだ。人間が通ると罰金。また、橋のサイドを高くして通過する動物をドライブしている人間が見えなくしている。何故か?車を止めて写真を撮る人がいると危険だから。最初の年は1年間に6回しか動物が通らなかったらしい(笑)バンフの国立公園に入るには1日9.8カナダドル必要だが、このような入場料収入の他に年間7億円の予算が投じられこのような生態系の保護などに使われている。さすがは国立公園。

だんだん高地になってくるとこのようなロッジポールパインという針葉樹が増えてくる。州木になっていて自然林なのだそうだ。枝を削ぎやすいので丸太として利用され、インディアンなどのティーピーという家の骨組にも利用されていた。ちなみに低地になるとポプラが増える。

レイクルイーズ。遠目に見えるのがビクトリア氷河。逆さビクトリア氷河が美しい。エメラルドやグルーンに見える湖は、岩肌が氷河によって削られ、小さな岩粉(ロックフラワー)が湖に流れ込み、太陽の光に反射して見えるそうだ。

レイクルーズの前にたつ、シャトーレイクルーズ。

ペイトレイク。私は個人的にこの湖が気にいった。やはり高いところから望むエメラルドグリーンはたまらない。広大なU字谷が氷河の大きさを想像させてくれる。

氷河からペイトレイクに水が流れ込む・・・

元々岩しかなかったロッキーにここまでたくさんの緑を生んでくれた元祖がこの苔。この小さな苔がここまで成長するのに300年もかかるそうだ。この苔がやがて岩を削り、砂に混じり草などが生え岩肌を覆い、木が生えるのだそうだ。いったいどのくらいの年月をかけて今の状態になったのか、想像がつかない。

バッファロー・ベリー。この赤い実を熊がたべるのだそうだ。この赤い実を1日に20万個。この辺の熊はサーモンが上がってこないのでまるで草食系(笑)

こちらでランチ休憩。とにかく、ガソリンスタンドがないのでレンタカーなどで来る人は要注意。

低地になってきたのでポプラの黄葉がこの景色に映える。

ビッグホーン・シップの群れに遭遇。車から降りての写真撮影は禁止されているので車窓から。

遠くに見えるのは、バトルシップマウンテン。軍艦のような形をしているからこのように命名されたそうだ。しかし、基本的には無数の山々がロッキーにはあるが、探検家など最初に発見や登頂した人の名前が付けられていることが多い。

コロンビア大平原に到着。この看板を見てわかる通り、氷河はどんどん小さくなっている。これも温暖化の影響だ。非常にわかりやすい。氷河の先は年間15m成長しているのだが、逆に温暖化などの影響で20m小さくなるため差引年間5m程短くなっている。いつまでここを見られるかも誰もわからない。

コロンビア大平原がU字の上に広がっている。この大きさがおそよ名古屋くらい。そこからあふれ出たのがアサバスカ氷河で、奥行き6km、長さが1km。このアサバスカ氷河の氷の安定しているところまで雪上車で進むことが出来る。平原とは、雪が30m積もると底の30cmの部分が圧縮されて氷になり、また、30m積もると底に60cmの氷が出来る。この繰り返しで、現在この氷河は300m以上あるそうだ。

連絡バスで氷河の近くまで行き、雪上車に乗り換える。高さ150cmのタイやで車体が高いため、目の錯覚でゆるい坂なのにものすごい急斜面を下りる様な感覚になる。

アンドロメダ氷爆。

アサバス氷河。ここを流れる水は冷たくておいしい。ペットボトルなど持ってきて汲んでいる人も。

雪上車。世界に23台しかなく、ここに22台ある。カナダには自動車メーカーがないため、カルガリーの重機メーカーが特注で作っており、1台7000万円也。

スノードーム山。頂上から水を流すと3つの海に流れるという3大陸分水嶺という人間が確認できるのでは世界でここしかないらしい。ちなみに、大西洋、太平洋、北極海。

氷の上には、無数のクレパスやこのミルウェルという穴がある。氷上ハイキングや探検家などが落ちる事故が絶えないらしい。今日のように天気がいいと肉眼で確認できるが、雪が降ると気がつかないため落ちてしまうのだそうだ。ちなみに、このコロンビア大氷原を一人で渡った探検家の植村直己は腰に竹をつけて万が一落ちてもどこかが引っ掛かり脱出できるようにしたそうだ。しかし、その後、マッキンリーの冬山で遭難。発見されていないので原因は不明だが、このようなクレパスが原因ではないかと言われているそうだ。

最後にボウレイク。バンフを流れるボウ川はここから流れている。

 

いよいよバンクーバーから出発。エアカナダの利用は初めて。バンクーバーのブリティッシュ・コロンビア州とカルガリー・バンフなどのアルバータ州では、1時間の時差があるため到着は12時20分頃。

バンクーバーに比べて寒いかと思ったが、日中は暖かかった。カルガリーから目的地のバンフへのドライブはおよそ1時間40分。ハイウエーを制限速度が110kmということなので、100kmくらいで走行。日本にもあるがあまり使えない速度設定機能でひたすら大平原を走る。

カルガリー付近には、集合住宅のようなところがたくさんある。日本の分譲のような同じような家が密集している。これは、カルガリーでも冬場はかなり冷えるので集合していた方が防寒上いいのと電気や水道、ガスを引くのにコストメリットがあるそうだ。

このアルバータプレーリーと呼ばれる広大な大草原には、牧草のロール巻がそこらじゅうに転がっている。

この時期のアルバータ州の木々は紅葉し始めている。秋が近いのだ。

1時間も走るといよいよカナディアン・ロッキーが目の前に迫ってくる。たまにこのように看板があるのだが、カナダでは沿道の広告は基本的に法律で禁止されている。しかし、このようにたまにある。理由は、インディアンなど先住民がいる場所で法律が全面的に適用されず直接交渉で可能になることもあるのだそうだ。

バンフ到着。今回宿泊するのはバンフスプリングス。何故か?昔から一度泊まってみたいホテルだったのだ。まさに、ヨーロッパの古城を思わせる。周囲の壮大な景色とのマッチングは最高だ。今回は、フェアモントゴールドルームを予約。これで予約すると5階でプライベートチェックイン・アウトが出来たり、インターネットがフリーだったり朝食ビュッフェ等がついている。

部屋は決して広くないが、高級感がある。カスケード山付近にこの時期なんとたまにオーロラが見えるらしい。基本的には冬でもっと北のイエローナイフ等が有名だが、オーロラの帯が南下してくるとここバンフでも見られるそうだ。部屋からカスケード山が見えることを期待したが、あいにくサルファー山の方が望める部屋だった。

このホテルは、ディズニーランドのホーンテットマンションのモデルになったそうだが、大きすぎて迷ってしまう。

カスケード・ガーデン前から眺めるカスケード山。

ダウンタウンは小さいが、かわいらしいお土産屋さんやレストランが沢山並ぶ。

今回もまた、自転車を借りてサイクリング。これをやってみたかったのだーー。ボウ川の川沿いをのんびり走り、ミネワンカ湖へ。時間があれば何時間でも走りたいのだが、短時間の滞在なので駆け足で。川も湖も期待を裏切らずエメラルドグリーン。

湖畔には、深緑色の針葉樹が続き所々紅葉し始めていた。何気ない道なのだが、個人的には好きな写真だ。

今回のマイカー

サルファー山へのゴンドラ乗り場

風が強く揺れてちょっと怖かった。

標高2285mの展望台まで登ることが出来る。かなり長いし風があるのでゆっくりと。

ゴンドラ内からのバンフスプリングス。

頂上へ到着。さすがに高地なので心もち息が苦しいような気がした。360度の大展望台でバンフの街並みから、カスケード山から、山脈から絶景を堪能できる。ロッキー山脈は、北へ行くほど激しくなり、美しくなるといわれているようだが、3000m級の山々の迫力には言葉を失う。

展望台からは遊歩道があり、更に進むことができるが風が強く、酸素が少し薄いため足元がふらつく。老人も普通に歩いているので負けるわけには・・・。リスが木陰をうろうろしているのを何度かみかけた。

頂上から見下ろすカスケード山、その脇を流れるボウ川。見る角度や高さで景色が全然違うので常に新鮮だ。

サンソン・ピーク。

夕食は、ダウンタウンのメープル・リーフというレストランでアルバータ牛とカナディアンワイン。ここのアルバータ牛は美味しいと評判だったので挑戦してみたが、値段も極端に高くないし味も良かった。バンフに行く方がいれば是非お勧めしたい。

食後は寒くなかったのでダウンタウンから散歩しながらホテルへ戻ってきた。夜の景色もいい。

 

 

 

 

 

バンクーバー滞在最終日は、バンクーバー島の南にあるビクトリアへ。ここはブリティッシュ・コロンビアの州都。イギリスの植民地時代の建物や文化が色濃く残る美しいところだった。

この季節のバンクーバーは7時を過ぎてもまだ外は暗い。8時頃でようやく明るくなってくる。今日も雨だったが、差ほど距離のないバンクーバーとビクトリアでは天気が全く違う。ビクトリアに到着した11時頃には青空が広がっていた。ガイド曰く、ビクトリアは昼ころから晴れることが多いらしい。

しかし、長い1日でダウンタウンのあるホテルからフェリーポートまでおよそ1時間。フェリーにおよそ1時間半。ビクトリアのフェリーポートからダウンタウンまでが40分程かかり、ビクトリアのダウンタウンからブッチャート・ガーデンまで40分かかるのでⅩ2で移動に8時間くらいかかった。13時間のオプショナルツアーのうち、8時間移動で、ビクトリア観光が3時間、ブッチャート・ガーデン観光が2時間という内容だ。朝7時に出発して、ホテルに到着したのは22時前。うーん、結構疲れる。

また、往路のフェリーのデッキには、中国人で溢れていた。最近、何処へ行っても感じるが団体客の数が半端ではない。日本も20数年前、バブル全盛のころ世界中に日本の団体旅行客がいて、他の国の人達から異色扱いされていたが、今の中国人観光客を見ると当時の諸外国人が日本人をどういう目で見ていたかがよくわかる。ブランド物を持った女性や高価な一眼レフで写真を撮りまくる男性を見るとまさにという感じだ。

しかし、こんな中国人の凄さは何処へ行ってもあるチャイナタウンを見ればわかる。何処にでも発展途上や無名都市の時代から現地に根づいているのでロケーションのいいところに、どこのチャイナタウンも陣取られている。株で言えば、鉄則である安い時に買い、高くなって売るか、含み益を保有し続けるかという感じに似ている。要は、昔から中華人というのは商売がうまい。東南アジアでの多くのリッチマンは、中華系2世、3世の人が多いことでもわかる。マージャンで鍛えているから勝負勘がいい?

日本もリトル東京が各地にあるが、数が少ないし規模も小さい。バブル時代に海外の不動産や株や絵画を買いあさり、企業もどんどん進出したが、敢え無くかなりの数が撤退した。つまり高値掴みで中国の例で言えば逆のパターンで商売や投資が下手な民族なのだろう。やはり、何事もタイミング良く、時が熟すまで粘りずよく根付くことで海外での信頼や存在感を発揮できるのだろう。当然のことながら、大きな歴史を作るには、短期勝負では難しいと感じてしまった。また、一代で事が成就するのではなく、次世代に引き継がれながら創造られていくことを考えると人間の一生で出来ることなどたかが知れている。驕らず焦らず地に足をつけて生きるのが一番!などと周囲の中国人をみながらもの思いにふけってしまった。

バンクーバーのフェリーポートを出発。このフェリー、とにかくスローだ。

ある一角は中国人団体客で占拠されていた。どこでも中国語が聞こえてくる。

バンクーバーからビクトリアまでは周囲の小島の合間を縫うように進む。朝靄に覆われる島々。

まずは、チャイナタウンから散策開始。

バスチョン・スクエア。

ビクトリアのダウンタウンの中心にあるハーバー。

ランチはシーフドレストランへ。

何と言ってもカナダなのでサーモンを注文。美味いが、日本の新巻鮭の方が好きだ。

街には何処でも花で満ちている。ガーデン越しの州議事堂。

同じくフェアモント・エンプレスホテル。ビクトリアの最高級ホテルでありながら観光名所になっていて、ホテルの癖に有料でガイドツアーまである。

ロイヤル・ブリティッシュ・コロンビア博物館。インディアンなどに関する展示が見学できる。

インディアンの住居。実際は直径15mくらいのこのような家屋に30名くらいで暮らしていたらしい。

お約束のトーテムポール。といっても部族により、高さやデザイン、色がある無しなど種類はたくさんある。

州議事堂前からのハーバービュー。

がらに似合わず、100年の伝統を誇るフェアモント・エンプレスホテルで「アフタヌーンティー」に挑戦。なんとおそよ$60した。高い!元々、19世紀半ば頃、イギリスでは1日に朝と夜の2食だったが、午後4時ころには空腹になってしまうので、ティータイムにサンドイッチやスコーンを一緒に食べたというのが始まりらしい。私は、今日これを含め4食になってしまった。

ブッチャート・ガーデン。

何処を見ても美しい花々。ここもがらにもない場所。今日は一日がらにもないことばかりしている。

日本庭園も。

ここはシンクン・ガーデン。沈んだ庭だそうだ。様々なパンフや絵ハガキになっている風景だ。最後には、がらにも無く幸せな気分に浸ってしまった。

いよいよ、帰りのフェリーへ乗船。