坂本龍馬

歴史は見る角度で全く世界が異なってくる

大河ドラマなどが分かりやすい

坂本龍馬視点から眺める幕末と

新鮮組から眺める幕末では全く違う

どちらも眺める側がヒーローで、逆がアウトローだ

私も大好きな坂本龍馬の歴史的功績は大きいが

幕府からすれば恐ろしいテロリスト

何はともあれ歴史は未来から振り返ってはじめて

大きなターニングポイントやその活動の価値が評価できる

ということは私たちが今やっている行動ひとつとっても

歴史が証明するということ

何が正しいか

何が歴史的価値が高い決断なのかなど

都度評価できる訳が無い

だからこそ歴史を重んじて

時代の変化

風の流れを掴んで

決断して、実行するのみ

歴史が証明するなら

すぐに評価されるものでないのなら

ある意味気楽に

ある意味大きな視点でものを見たい

つまり決断は、即効性のある評価や大衆的な評価に

惑わされることなく

真の価値、普遍的な価値を目指して決断すべき

それが大局観

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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松下幸之助さんの「ダム式経営論」というものがあります。

経営というのは、ダムがいつも一定の水量をたたえているように、不測の事態に備えて、資金も人材も蓄えておかなければならないというもの。

ある講演会でこの話をしたところ、会場から
「われわれはそれができないから苦労している。どうすれば、資金や人材を 蓄えることができるのか、その方法を教えてくれ」と質問が出ました。

しばらく考え込んでいた松下さんは、
「まず、蓄えがいると思わなあきまへんな。ダムはどうしたらできるのか私 もよう知りませんのや。知りませんけども、まずはダムを作ろうと強く願 うことですわ」と答えました。

これを聞いて、会場からは失笑や失望の声が聞かれたそうです。

その具体的な方法が知りたいのに、その方法は自分でも分からない、分からないけど、とにかくまずダムを作ろうと思うことが大事だ、というのですから、松下幸之助に経営の大幹を期待してきた人たちはすっきりしない気分になったのでしょう。

ところが、この会場に、松下さんのこの話を聞いていた一人が、京セラを創業したばかりの稲盛和夫さんでした。

稲盛さんは、松下さんの話を聞いて「脳天を打ち砕かれるほどの衝撃を受けた!」そうです。

失笑や失望の声が上がる中です。

しかし、私もまずは「強く思う」ことが大切なのだと思います。それなくして何も始まりません。この「強く」がミソです。

私もこのエピソードに出会い、前職の創業当時からとにかく会社は内部留保。個人ならば貯金。常にテロや流行病や紛争など地政学的なリスクにさらされる旅行業にいただけに、従業員を雇っても守り抜くことの難しさを理解していました。解雇は経営者の恥というくらいの気持ちでいましたので松下幸之助の名言は数多いが、私の中では最も印象に残っています。

私の目標は3年間1円も売り上げられなくても1人も解雇しない会社。つまり、3年分の販売管理費を内部留保として蓄えることが出来れば実現できます。

会社を売却する段階では2.5年位までは出来ていたと思います。内部留保、会社で言えばダムの水を少しでも溜めていざという時に備えることは守るだけでなく、この資金で攻めの経営も出来るのです。

何よりも経営者の心の余裕が幸運を掴むことにも繋がるとさえ感じています。焦る経営者は負のスパイラルに陥りやすいのです。貧すれば鈍するです。

もう一度「強く思う」に話しを戻しますが、案外難しいのです。強く思っていても様々な誘惑、煩悩、見栄、物欲、自己中心的な思考回路などに経営者がこの強い思いを打ち消されていく。。。そして脆弱な経営体質を生んでいくのです。

例えば、法人税は払いたくないから経費を使う。。。実は節税という名のキャッシュアウトが資金繰りを悪化させるのです。

周囲の経営者仲間の中にあって少し立地のいい広いスペースの事務所。。。見栄でしかありません。

やはり社長で儲かったらベンツかな。。。ベンツが悪いわけではないが、物欲よりもっと大切なものがあることを言いたい。

社長になったらクラブで大酒を飲んでみたい。。。むしろそのくらいが当たり前とさえ思っている経営者は多い。

このような経営者が儲かっているような会社でもダム経営を「強く思い」、実行できないことで逆境になるとすぐ飛んでしまうような会社を創るのです。

「強く思う」と何としてでもやろうとする。何としてでもやろうとしたら無駄なものは買わない。最大限利益を生む努力をする。税金を払ってでも法人に資金を残そうとする。下手なものに資金を使うくらいなら従業員のために残さねば。。。と思考する。そして、従業員の生産性に目を配る。従業員のモチベーションを上げる努力をする。どんな気持ちで働いているのか常に想像する。そんな経営感覚が現場の従業員との距離を保ち、裸の大様を自ら回避する。こんな経営者としての習慣が会社に資金が溜め、その継続が強いダム経営に繋がっていくのだと思います。

完全に理解して努力している経営者、会社は強いです。

まずは何事も強く思い、やってみる。

特に中小企業にはこの思考回路は経営者の必須だと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供の教育でも

社員教育でも

やっぱり方針が大切

どんな家庭にするか

どんな会社にするか

子供でも社員でも方針に共感してもらい

同じ方向に歩く

それたり、迷ったりしたら気づかせる

決して過保護になってはいけない

教育とは自立を促すものだから

そして

教育は一過性のもではいけない

長期的視点が大切

親は死んでも自分の力で生きていけるように

社長は会社が滅んでも自分の力で生きていけるように

会社は社長が代っても、部長が代っても存続していけるように

その大前提を決して見失わないで

愛情を注ぐ

やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて

ほめてやらねば人は動かじ

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば人は育たず

やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず

人心掌握術で有名な山本五十六の名言だが

教育術としても的を得ている

教育はまさに動かして、育てて、実らせるもの

実るとは自立だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人であれば人生観、会社であれば経営理念

心と組織の幹を定めれば

あとは

目標達成のために素早く行動

誰が何と言おうと行動

信念曲げずに行動

良い時ほど慎重に

明るく

そして周囲に感謝

自身だけの力ではないと謙虚に

悪い時ほど積極的に

明るく

そして自身を咎める

すべての事象は自身を映す鏡と、、現実を直視する

良い事は続かない

悪い事も続かない

全てはバランス

良い時は悪い時に備え

悪い時は良い時に備える

全ては準備

結果は準備に起因する

だからどちらに転んでも想定の範囲内

心穏やかに

日常も非日常も

高い壁も低い壁も

大問題も小問題も

当たり前に笑って乗り越える

夜になれば朝がくる

時間がたてば腹も減る

誕生日がくるたび年もとる

自然の摂理に従って

未来に向かって

ひたすら歩く

たった一度の人生

良い事

悪い事

何があっても人生の肥やし

大変な事ほど人と組織を成長させる

ポジティブな試練

そう考えれば楽しい

結果?

人事を尽くして天命を待つ

最後はすべてを受け入れるのみ

 

 

 

福岡に移住してまもなく9ヶ月。初めて鹿児島まで車で南下した。260kmという距離にも関わらず年末というのに道路は空いているので順調にドライブ。と出発の時点では29日の1泊が鹿児島、30日の1泊が霧島温泉としか決まっていなかった。相変わらずいい加減な旅。走りながらなんとなく九州道を途中下車して熊本駅前の黒亭へ。何度も行っているがやはり美味い。JR熊本駅のすぐ近くなので旅行客がたくさん訪れる。熊本駅付近に行くことがあれば立ち寄ってほしい。その後、熊本城に行ってみたが、残念ながら年末ということで年始の催しごとの準備で中に入ることが出来なかった。

何気なく次に訪れたのは人吉。近く「SL人吉」に乗るときに来てみようと思っていたが、小京都と言われる町並みを散策してみたくなり立ち寄った。あまり時間がなかったのでまずは人吉駅へ。私はあまり知識がなく訪れた場合は、駅に行き観光マップなどを入手して動くのだ。案内係りの方に特に勧められたポイントを絞って歩き出す。その前に駅前にある「からくり時計」。ちょうどいいタイミングで見学することができた。

国宝青井阿蘇神社。地元では青井さんという通称で親しまれているそうだ。司馬遼太郎も絶賛したという桃山風建築様式を今に伝える国宝。

日本三大急流の球磨川。あじのある川だ。ちなみに他は、富士川(長野・静岡・山梨)、最上川(山形)。

永国寺。幽霊の掛け軸があることから通称幽霊寺とも言われている。また、西南戦争時に西郷隆盛が本陣を設けたことで有名。この寺の本堂で幽霊の掛け軸のエピソードを住職さんが10分間のビデオで語っている内容がいい。幽霊というのは実在するものではなく各人の心の中で作り上げるもの。仏の三毒というものも知ってはいたが、このタイミングで家族旅行で聞かされたのは意味を感じて良かった。貧(とん)・・・貪欲に必要以上ものを求める。瞋(しん)・・・いかり。癡(ち)・・・愚痴とも言う。おろか。毒の大元は自身の心にある。相手に対してではなく自身を見つめ謙虚に、何でも欲しがらず、怒らず、不平を言わず生きて行かねばならない。

鹿児島の天文館にある肥後屋で豚しゃぶしゃぶと寒ぶり。

2日目の朝は、小雨の中仙巌園へ。ここから見る錦江湾と桜島は迫力がある。

鹿児島なのに長崎ちゃんぽん。しかしここが美味い。創作ラーメンもいける。

霧島温泉には何度も来ているが塩浸温泉に行った事はなかったので訪れた。竜馬ファンとしては興味深い場所だ。寺田屋事件で襲撃されて負傷した竜馬がお龍と日本初のハネムーンとしてやってきた際、最も長く滞在した場所としても知られている。小さな資料館があり、NPOの方が親切に説明してくれるので時間があれば聞いててほしい。私はあまりにも夢中になり一時間近く話し込んでしまった。あまりにも盛り上がり最後には竜馬を暗殺したのは誰?なんて幕末最大のミステリー論議にはなを咲かせてしまった。

犬飼滝。塩浸温泉から車で5分。竜馬が乙女に書いた手紙でも絶賛しているほどの滝。「実、此世の外かとおもわれ候ほどのめずらしき所ナリ」