高松へうどんツアーのつもりで来たのだが、急に小豆島に
行きたくなった。ノスタルジックでのどかなところにいきたい!
という衝動にかられたのだ。
決めたのが前日の晩。翌朝8時20分には高速艇に乗り込んでいた。
おそよ30分で小豆島の土庄港。
さっそくオリーブがお出迎え。
世界一狭い海峡。小豆島は地図をよく見るとわかるが牛の胴体に
似ている。まさに牛の鼻のあたりを分断しているのがこの海峡。
オリーブ記念館。高台になるので目の前に広がる瀬戸内海が美しい。
北野武のアート作品が何故かある。井戸から斧が刺さった、ヘドロを
まきつけた得体のしれない物体が一時間に一度顔を出す。
昔から地域のコミュニティとしても大切だった井戸を最近の人たちは
大切にせずごみなどを捨てる・・・そんな大切なものを見失った現代人へ
の怒りがテーマの作品だそうだ。
今回最も行ってみたかった二十四の瞳の舞台になった1902年8月
に建築された小学校が現存している。1971年に廃校。
自分の小学校もこんな感じで木造だった。そう、こんなノスタルジック
に飢えていたのだ!
懐かしい~。
続いて二十四の瞳映画村へ。
ここは二十四の瞳のロケ用のオープンセットで、あの名作はここで
撮影された。
現地の方が小豆島で一番といううどんやさん、三太郎へ。
またまたかまたまです。
日帰り小豆島の旅の締めくくりは日本三大渓谷美である寒霞渓。
開通50周年という歴史あるロープエー乗り場へ。
さすがに渓谷ならではの迫力と美しい景色が目の前に広がる。
頂上からの景色。靄がかかっているが遠くに瀬戸内海と小豆島の町
が見える。
屋島同様ここでもかわら投げが出来る。200円でかわら5枚。
やっぱりやってしまった。
今年で3回目の大曲花火。間違いなく日本一、いや世界一の花火。
明治から100年続く偉大な花火競技大会だ。
大曲(大仙市)は人口4万人にも関わらず、この日は70万人も全国
いや全世界から集まる。この経済効果は恐ろしく1日だけで年間の1/3
にも達するとまで言われている。まさに花火の町だ。
新幹線も満席で指定席にまで人が溢れかえっていた。大曲の宿泊先は
今年も駅前のルートイン。実はこの辺にはホテルがここしかない!
物凄い人が来るにも関わらず供給が足りないのだ。殆どの人は秋田か
盛岡に花火終了後にこまちで移動して宿泊する。
私たちは有り難いことに日頃のおよそ4,5倍の値段で宿泊。ここは
値段ではなく確保できることが凄いことなのだ。
駅前から2キロの雄物川沿いの河川敷に移動するが、相変わらずの人
・人・人・・・
5時30分から昼花火。昼花火を見ることが出来るのはここ大曲だけ。
昼花火のスターマインまであがる。
7時5分からのスタートは横に500メートルのナイアガラ。
8時45分の大会協賛の花火はおよそ10分あがり続ける。
9時30分。フィナーレは雄物川の向こう岸でたいまつを振る花火師
とこちら桟敷でペンライトを振る大観衆。音楽に合わせてのエールの
交換。これが何ともジーンとくるのだ。ここまでいるとこの河川敷か
ら脱出するのに大混雑で1時間近くかかることは分かっているけど見
なきゃ損と思わせる魅力がある。
昨年の正月に帰省して以来、1年8カ月ぶりの実家へ。
親も歳をとり、気になることも多いがなかなか帰れない日々が続いて
いた。中学を卒業して独り暮らしをはじめて以来、最長期間空いたこ
とになる。子供も大きくなり、それぞれが忙しくなりまあこんなもの
かなと諦めつつもせっかくの帰省を楽しんだ。
まずは子供の頃、夏と言えば冷汁。夏バテで食欲が落ちてもご飯にかけて
流し込んだ思い出が蘇る。
基本的に野生児であった私はいつも夏は川で魚を追っていた。娘にも
同じ体験をと眼鏡とヤスを用意して挑戦させた。もちろん、簡単に仕留
められる程甘くはない。収穫はゼロ。なによりも私がもぐっていた川で
娘が遊んでいることに感動である。
なんと99歳の誕生日を迎えたおばあちゃん。幼少期に両親が忙しく
生まれてすぐに1年強あずけられていたそうだ。記憶は無いが、感謝の
気持ちで社会人になってから毎年お小遣いをあげ続けている。
私が42歳。孫がこの歳でも生きている・・・本当に凄いことだと心から
思う。来年は100歳を祝いたい。
中学時代のマラソン大会に走ったコース。実はここでの経験が今の思考
回路に大きく影響を及ぼしている。あまり長距離が得意で無かったのだ
が苦しい時にあの電柱、到達したら次の電柱とやっているうちにいわゆる
ランナーズハイになり自然に足が前に出る・・・そして上位入賞。考えてい
たのは誰よりも早くゴールに到着したいという目標と電柱という小さな
ターゲットを設定してクリアしただけ。
ここから目標というゴールを設定し、達成するために目先の課題をクリ
アする、辛くとも強い意志を持って乗り越えるというのが私の生き方の
礎になった。なんとも大切な道なのだ。
「夕映えの宿汐美荘」のビアガーデンからの夕日。ここは夕日が最も
美しく見える宿ランキングで日本一を獲得した。
一族合同の食事会。子供はどんどん大きくなり、大人はどんどん老けて
いく・・・
夏場は毎日海岸で10分程度花火があがる。
小学校、中学校でいつも利用していた体育館で子供がバスケ。何とも
ノスタルジックな気分満載の夏休みでした。
歳を重ねるごとに望郷の念が増しているのは気のせいか。
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プロフィール
島田慎二千葉県在住。1992年日本大学を卒業して旅行業界に。1995年に退職し、共同経営で旅行会社を設立。2001年9月11日の米国同時多発テロを契機に㈱ハルインターナショナルを設立。法人向け旅行事業を柱に、海外赴任サポートサービス事業、システム開発事業、貨物事業、コンサルティング事業を担う。2010年1月に㈱リロケーション・インターナショナル(東証一部上場企業)に全株式譲渡。
代表取締役社長を退任後は、国内外の旅を趣味としている。株式会社リカオン 代表取締役
株式会社ASPE(千葉ジェッツ) 代表取締役
株式会社ジェッツインターナショナル 代表取締役
特定非営利活動法人ドリームヴィレッジ 理事長
一般社団法人 日本バスケットボールリーグ 理事
一般社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ 理事アーカイブ
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