今日はバンフからコロンビア大氷原のあるジャスパー国立公園までドライブしながら、美しい風景を堪能する。現地ツアー会社のエクスプローラーカナダホリデーズの清水さんという北海道から山岳ガイドを目指してバンフにやってきた若者からたくさん教えて頂いたのでそのお話を写真とともに記したい。

とにかく、今日は雲ひとつない晴天でここまで天気のいいのは珍しいというくらいだそうだ。大氷原以外はTシャツで過ごせた。最高気温26℃、最低気温7-9℃程。秋に突然好天になることをインディアンサマーというらしい。

トランスハイウェーという国道1号を走る。大陸横断で8000kmで世界第3位の長さ。途中、めがね橋と呼ばれるアニマルオーバーパスがハイウエーの上をまたいでいる。バンフからレイクルーズまで1時間程のドライブの中で6か所ある。まさに動物事故を防ぐために動物のためだけに1つおよそ2億円で作ったものだそうだ。人間が通ると罰金。また、橋のサイドを高くして通過する動物をドライブしている人間が見えなくしている。何故か?車を止めて写真を撮る人がいると危険だから。最初の年は1年間に6回しか動物が通らなかったらしい(笑)バンフの国立公園に入るには1日9.8カナダドル必要だが、このような入場料収入の他に年間7億円の予算が投じられこのような生態系の保護などに使われている。さすがは国立公園。

だんだん高地になってくるとこのようなロッジポールパインという針葉樹が増えてくる。州木になっていて自然林なのだそうだ。枝を削ぎやすいので丸太として利用され、インディアンなどのティーピーという家の骨組にも利用されていた。ちなみに低地になるとポプラが増える。

レイクルイーズ。遠目に見えるのがビクトリア氷河。逆さビクトリア氷河が美しい。エメラルドやグルーンに見える湖は、岩肌が氷河によって削られ、小さな岩粉(ロックフラワー)が湖に流れ込み、太陽の光に反射して見えるそうだ。

レイクルーズの前にたつ、シャトーレイクルーズ。

ペイトレイク。私は個人的にこの湖が気にいった。やはり高いところから望むエメラルドグリーンはたまらない。広大なU字谷が氷河の大きさを想像させてくれる。

氷河からペイトレイクに水が流れ込む・・・

元々岩しかなかったロッキーにここまでたくさんの緑を生んでくれた元祖がこの苔。この小さな苔がここまで成長するのに300年もかかるそうだ。この苔がやがて岩を削り、砂に混じり草などが生え岩肌を覆い、木が生えるのだそうだ。いったいどのくらいの年月をかけて今の状態になったのか、想像がつかない。

バッファロー・ベリー。この赤い実を熊がたべるのだそうだ。この赤い実を1日に20万個。この辺の熊はサーモンが上がってこないのでまるで草食系(笑)

こちらでランチ休憩。とにかく、ガソリンスタンドがないのでレンタカーなどで来る人は要注意。

低地になってきたのでポプラの黄葉がこの景色に映える。

ビッグホーン・シップの群れに遭遇。車から降りての写真撮影は禁止されているので車窓から。

遠くに見えるのは、バトルシップマウンテン。軍艦のような形をしているからこのように命名されたそうだ。しかし、基本的には無数の山々がロッキーにはあるが、探検家など最初に発見や登頂した人の名前が付けられていることが多い。

コロンビア大平原に到着。この看板を見てわかる通り、氷河はどんどん小さくなっている。これも温暖化の影響だ。非常にわかりやすい。氷河の先は年間15m成長しているのだが、逆に温暖化などの影響で20m小さくなるため差引年間5m程短くなっている。いつまでここを見られるかも誰もわからない。

コロンビア大平原がU字の上に広がっている。この大きさがおそよ名古屋くらい。そこからあふれ出たのがアサバスカ氷河で、奥行き6km、長さが1km。このアサバスカ氷河の氷の安定しているところまで雪上車で進むことが出来る。平原とは、雪が30m積もると底の30cmの部分が圧縮されて氷になり、また、30m積もると底に60cmの氷が出来る。この繰り返しで、現在この氷河は300m以上あるそうだ。

連絡バスで氷河の近くまで行き、雪上車に乗り換える。高さ150cmのタイやで車体が高いため、目の錯覚でゆるい坂なのにものすごい急斜面を下りる様な感覚になる。

アンドロメダ氷爆。

アサバス氷河。ここを流れる水は冷たくておいしい。ペットボトルなど持ってきて汲んでいる人も。

雪上車。世界に23台しかなく、ここに22台ある。カナダには自動車メーカーがないため、カルガリーの重機メーカーが特注で作っており、1台7000万円也。

スノードーム山。頂上から水を流すと3つの海に流れるという3大陸分水嶺という人間が確認できるのでは世界でここしかないらしい。ちなみに、大西洋、太平洋、北極海。

氷の上には、無数のクレパスやこのミルウェルという穴がある。氷上ハイキングや探検家などが落ちる事故が絶えないらしい。今日のように天気がいいと肉眼で確認できるが、雪が降ると気がつかないため落ちてしまうのだそうだ。ちなみに、このコロンビア大氷原を一人で渡った探検家の植村直己は腰に竹をつけて万が一落ちてもどこかが引っ掛かり脱出できるようにしたそうだ。しかし、その後、マッキンリーの冬山で遭難。発見されていないので原因は不明だが、このようなクレパスが原因ではないかと言われているそうだ。

最後にボウレイク。バンフを流れるボウ川はここから流れている。

 

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